TERESレポート

HOME > TERESレポート目次 > No.5

■ No.5 地球の温暖化

(2000年11月21日)

 「気候変動枠組み条約第6回締約国会議(COP6)」(11月13日から24日までオランダで開催中)のテーマ「地球の温暖化」考えてみませんか?

●温暖化はどうしておきるのでしょうか?

  地球上の生物は皆、太陽から降り注ぐ光の恵みによって生きています。その光の7割が地表に吸収され熱となり、暖められた海や地表は赤外線を宇宙へ放射します。しかし、この赤外線の一部は、大気中の二酸化炭素、メタン、フロンなどに吸収されてさらに下向きに放射され地球が暖められます。これらの気体は、光は通すけれど熱は逃がさない温室と同じ働きをするので、温室効果ガスと呼ばれます。この温室効果ガスによって地球上の気温が上昇することを「地球の温暖化」といいます。温室効果ガスがないと地球の平均気温は今の15度から一気にマイナス18度にまで下がってしまいます。このため必要不可欠な気体なのですが、多すぎても温暖化を急激に進めてしまいます。21世紀末には1990年に比べて約2度気温が上昇するという予測もあります。温暖化をもたらす影響力としては、二酸化炭素が全体の60%以上を占めています。二酸化炭素の増加の主な原因は石油や石炭などの化石燃料の消費によります。

●「気候変動枠組み条約第6回締約国会議(COP6)」の行方は?

温室効果ガスの削減ルールについて国際合意を目指す会議が、13日から24日までオランダ・ハーグ市で開かれています。「気候変動枠組み条約第6回締約国会議(COP6)」がそれです。
97年の京都会議(COP3)では6種類の温室効果ガスについて、先進国全体で2008~2012年の年間排出量を1990年比で5.2%減らすという削減目標と、割り当てられた目標を達成できなかった場合に各国間で取引できるという方法(「京都メカニズム」)が決まりました。併せて森林を二酸化炭素の吸収源として認めることも合意されました。これらの具体的ルールを決めるのがCOP6です。

地球 目標を守れなかった場合の罰則規定をどうするか、取引量に制限をもうけるか、途上国の扱いをどうするかなど、日本、アメリカ、EUの主張は対立しています。この会議が決裂すれば、温暖化対策の遅れは決定的となります。会議の行方に注目したいものです